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最近、車にクラッシックのCDを積み込んでは聴いている。
いつしか学校の音楽室で聴いたような聴かなかったような、メロディーに少し聴き覚えはあるのだが曲名や作曲者名が出てこない、といったクラッシックの入門編ばかり集めたようなCDである。
なかなかの掘り出し物もある。
いま、気に入っているのが、『ます(シューベルト)』『アルルの女のメヌエット(ビゼー)』『スラブ舞曲第10番(ドヴォルザーク)トランペット吹きの休日(アンダーソン)』などなど。
アウトドア派の私には、この『ます』という曲がかねてから気になる存在であった。
この曲のますは、彼の生れ故郷オーストリアという土地・河から判断すると、ブラウン・トラウトと推定される。
日本では、レインボー・トラウト(虹鱒)が各地で養殖されていておなじみだが、このブラウン・トラウトもけっこうあちこちの河川や湖沼で放流されていて、私も何度か釣り上げたことがある。
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| Die
Forelle ます by Schubart
澄んだ小川で さっと軽やかに
矢のように泳ぐます
僕は岸辺で のんびり見ていた
元気な魚が 澄み切った小川で泳ぐのを
一人の漁師が釣竿を手に
岸のそばにやって来て
冷たいまなこで魚の泳ぎを見守った
水がこんなに澄んでいれば
よもやますも釣針に掛かることはあるまい
と僕は考えた
しかしついにあの盗人は しびれを切らし
ずるがしこく 小川をかきまわし濁らせた
そして あっという間もなく
竿はぐっと引き込まれ 掛かった魚ははねまわった
僕はかっときながら だまされた魚をじっと見つめた |
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