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このCDに収録されたのは11曲。
まず、全体的に、フィル・スペクターのエコー・サウンドがきれいにふきとられ、ヴォーカルやコーラス、各楽器がクリアとなり、まさに、アルバム・タイトルどおり“Naked”。
武道館で見るビートルズのライブから、ライブハウスで聴くビートルズといった相違だろうか。
次の3曲のアレンジが、そもそも、フィル・スペクター色が濃いかったゆえ、特に耳に新鮮である。
♪ The Long And Winding Road
♪ Across The Universe
♪ Let t Be
一方、映画『LET IT
BE』の屋上で演奏されたような次の曲は、さほど違いはないように思える。
♪ Get Back
♪ I 've Got A Feeling
♪ One After 909
あと、私自身、このニュー・アルバムによって、あらためて好きになった曲がある。
♪ Dig A Pony (前奏のフレーズで、ジョンとジョージのギター、ポールのベースが、とてもファンキーに、そしてすごい迫力でせまってくる。)
♪ For You Blue (リンゴのハイハットとジョージのマンドリン?がこんなにイキだったっけ。)
このアルバムの出現によって、ビートルズの「演奏」がより明らか聴くことができる。
しかし、もし当時、フィル・スペクターの手が入らなかったとして、このニュー・アルバムのようなアレンジで発表されたかというと、決してそうではないだろう。
この時期の彼らのアルバムづくりのスタイルとしては、(プロデューサー及び彼ら4人による)アレンジの創造こそ、大きな意味を持っている。
となれば、次なる贅沢な望みとして、ジョージ・マーティンがプロデュースをしていたとしらどうなったのだろう、と興味は尽きないのである。
(※ ジョージ・マーティン →
それまでのビートルズのオリジナル・アルバムのプロデュースをすべて手がけた、5人目のビートルズ。)
by くりんと
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