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野鳥一期一会

 
         
         

聞きなしの多彩なホオジロ 

スズメ目ホオジロ科

@♂ A馬見丘陵公園(2011.2.6.)

@♀ A金剛山麓(2008.12.29.)

 聞きなしのたいへん多い鳥である。それだけ人々の近くにあって、愛されている鳥なのだろう。
  「一筆啓上仕り候」
  「源平つつじ、白つつじ」
  「丁稚鬢付け何時つけた」
  「取って5粒2朱負けた」
  「札幌ラーメン、味噌ラーメン」
 鳴き方に地域差もあるらしいが、私の周辺(奈良県南部)では、「源平つつじ、白つつじ」がよく聞こえるように思う。

 野鳥のさえずりは求婚であったりテリトリーの宣言であるが、繁殖期になると、ホオジロの雄は、木の梢しかもできるだけてっぺんに留まってさえずる。美しいさえずりを「3銘鳥」と呼んでいるが、オオルリ、ウグイス、コマドリとその選から漏れてしまう。しかし、「日本4銘鳥」という枠組みもあり、ここには当選しているから、さしずめ「3銘鳥」の補欠となるのかな。ホオジロがさえずるとき、未婚の雄は胸をのけぞり、既婚のものは正面を向いてさえずると言うデータもあるらしい。人間の思惑を重ねただけなのかどうかわからないが、観察会などで余談として説くにはおもしろい。

 野鳥に興味がなければ、スズメと片付けられてしまいそうな地味な容姿であるが、雌雄の姿は微妙に異なる。雄に比べて、雌の方は淡い色調の羽をまとっているが、モズなんかもそうした違いが見られる。また、地鳴きはチチッ、チチッと発し、冬場、地上で餌をとることが多い。
 
大部分は留鳥で、秋冬には数羽の群れでいるが大群にはならない。